関西学生野球秋季新人戦 近畿大-関西学院大の準決勝が、11月27日豊中ローズ球場で行われた。関学は2回、無死一、三塁から6番姫野の内野ゴロの間に先制する。その後、二死二、三塁として9番原田が左越えに3ランを放ち、この回一挙に4点を奪う。3回には姫野の適時二塁打で追加点を挙げ、近大を突き放す。先発の朝倉は9回に3連打で1点を失うも、後続を締めて1失点完投。関学が近大を下し、明日の決勝へと駒を進めた。

近大 000 000 001=1
関学 041 000 00×=5

【近大】●石原、成瀬、中川-川上
【関学】◯朝倉-佐竹
本塁打:原田(関学)
二塁打:小野(近大)、杉本、姫野(関学)

【試合後コメント】
〜関西学院大・伊藤益朗監督〜
「今日は投手の活躍が大きかった。朝倉は序盤から良かった。最終回は疲れで球威が落ちての失点。粘り強く行けと伝えた。(本塁打を放った)原田は筋力がある。姫野は素晴らしいものを持っている。全員に期待しているが、その中でも中軸の森中に期待したい」

〜関西学院大・完投勝利を挙げた朝倉優翔投手(2・堺東)〜
「今日はぽんぽんストライクがとれてまとまった投球ができた。最後は完封を意識したが、スタミナ不足で球威が落ちた。持ち味は独特なフォームと強気の真っすぐ。これから球速を上げて、もっと真っすぐで空振りをとりたい」

〜関西学院大・2回に3ランを放った原田将太選手(1・掛川西)〜
「体が開かないようにして打った。最近は練習試合でもあまり打ててなかった。大学の試合では初めてのホームランでうれしい。本当の持ち味は守備。守備で(同級生の遊撃手)赤川にいつかは勝ちたい。明日も試合に出たら勝ちに貢献したい」

〜近畿大・田中秀昌監督〜
「打撃陣には体を開かないように逆方向を意識させたが、朝倉投手に抑えられた。石原が本塁打を打たれたのは失投。その前の打者で仕切り直してほしかった。最後は粘っていたが、チャンスで三振はだめ。明日、全員に期待している」