◇関西学生サッカー後期リーグ最終節(11月22日 ヤンマーフィールド長居)

<関西学院大2-1阪南大>前節、すでに優勝が決まった1位関学と2位阪南との直接対決となった最終節。阪南大がボールを支配し試合を優位に進めるも、関学の体を張ったDF陣の前に1点が遠い。前半はそのままスコアレスで終了。エンドが変わった79分、カウンターから抜け出したMF森俊のシュートのこぼれ球を途中出場のMF魚里が押し込み先制に成功した。しかしその直後、同じく途中出場のMF小野のミスから阪南大FW前田に同点ゴールを奪われる。それでも今年の関学はこれまでとはひと味違う。その4分後、MF徳永のピンポイントのクロスをFW呉屋が合わせ関学が勝ち越しに成功。関学は関西のライバルに競り勝ち、シーズンを勝利で締めくくり、12月8日から開催のインカレ(全日本選手権)に臨む。

【前半】関学0-0阪南大
【後半】関学2-1阪南大
【試合終了】関学2-1阪南大
【得点】関学:MF魚里(79分)、FW呉屋(84分)阪南大:FW前田(80分)

【試合後のコメント】
▽関学・成山監督「阪南大は個の力が強く、いつもだったら1対1や空中戦で勝っているところで負けるなど(阪南のおかげで)引き締められた試合になった。インカレ直前の公式戦で阪南とやれたのは良かったと思う。今年は毎日100%で準備をし続ける難しさが分かり、成長できた。(得点を決めたMF魚里について)今まで途中から出て外れたことがない。すごいありがたい存在。今日辺りでやってくれると思っていた。(インカレについて)初戦を大事にやりたい。気が焦って優勝とか日本一とかの前に目の前の1戦1戦をしっかり戦っていくことが重要になる」

▽関学・FW呉屋「全員で今日勝てないとインカレでも勝てないぞと言う気もちで試合に入った。しかし優勝も決まっていて消化試合だったからなのかピリっとしない試合になってしまった。4回生の自分がもっと周りに声かけとかをしないといけない。(今日の勝利について)インカレもそうだが、レベルが上がってくると自分たちの思い通りにはいかなくなる。そういった苦しい試合をしっかり勝ち切れたということで、また新しい勝ち方を学べた。(インカレについて)厳しいブロックに入ったという感じ。それでもあれを勝ち抜いてこその日本一だと思う。それに負けたら引退というプレッシャーの中でどういったプレーができるのかということが重要になる。4年間の思いと去年の決勝での悔しさを果たせるようにしたい。今からインカレが楽しみでしょうがない」

▽阪南・MF松下「今までずっと(関学には)勝てていなくて、気合いは入っていたし、ゲームを通してもそれほど悪かったというわけでもない。それでも一瞬のスキで勝負を決められてしまうウチの弱さを見せてしまう試合になった。インカレまでにそれを克服しないといけない。(インカレについて)パッと見た感じ向こう側のブロックと比べるとチャンスだと思う。だからといって相手が云々ではなく、自分たちのやりたいことを出しながら1戦1戦戦っていくことが重要になる」

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