◇関西大学Aリーグ第5節(1日・鶴見緑地)
○摂南36-27近大●
MOM森山皓太(摂南・4年)

 天理大、同志社大とともに優勝争いをしている摂南大。NO.8セコナ・トプイの突破力を切り口に、選手全員でトライを狙う。パスを巧みに使い、相手を翻弄するが、後半19分にライン際で食い止めようとするも17番江島に持ち込みトライされ、続く22分にWTB山﨑にもインターセプトされてしまう。課題のディフェンスを今後クリアしなければ、優勝は遠いままだ。

〜摂南大学・河瀬泰治監督〜
「点差があってもなかなか心配だった。今日の試合で一つ強くなったのでは。ワンチャンスで逆転されない状況を作っていた。近大さんもモールにこだわらずどんどんボールを動かしていた。今年は混戦模様なので、上位と下位が(昨年と)逆転してしまっている。うちのところはベストで(やっていけたら)」
「(森山は)うちのチームの攻撃の要。彼の代役はいない。怪我をしないし、全試合出場。ほとんどテーピングもしない。だが身体も張ってくれる、丈夫ないい選手。(彼のおかげで)FWといった的のディフェンスが分散される」

〜摂南大学・FL森山皓太〜
「みんなが頑張った結果。入学時の75㌔から100㌔まで体重が大きくなった。自分の持ち味は技術がないから、泥臭く一つ一つ気持ちで勝つところ。食事は1日5食、毎食朝から2000㌔カロリー以上の摂南飯を。僕らの代から大学が栄養サポートをしてくれている。体重は毎日量ってて、自己管理。昔は脳しんとうがあったが、首と肩のトレーニングをして。練習は嘘をつかないので。(今では)肉離れと足首のねんざくらい。トレーナーが(トレーニングを)管理してくれている」
「このままじゃいけないと4年生を中心に立て直しました。1日1日の練習を本気で取り組むことによって。摂南大学を全国に(進めたい)」