◇関西大学Aリーグ第3節(18日・宝が池球技場)
○京産大34-24関西大●

 開幕から僅差で連敗している京産大はまたも僅差の試合に苦しんだ。先制のトライを関大WTB竹中に許した京産大。なんとか追いつき同点でスタートした後半も関大のペースに巻き込まれ、追いつくことができない。
 だが後半21分、京産大のエンジンがかかり始めた。パスをつなぎFL眞野がトライを決めると続く後半28分、モールで押し込みNO.8山本もトライ成功。14点差をSO高原のキックゴールでゼロに戻す。しかし関大も勝利は目の前と、果敢に攻める。敵陣に攻め込み、トライを決めるかと思われた瞬間、関大のパスをFB森田がインターセプト。そのまま独走しトライを決め均衡を破った。
 大西監督は「たいがい(接戦になると)負けるんですが、まあなんとか勝ててよかった」と安堵する。「勝てたことで成長への向上心が出るのでは。今日の一勝は大きい」。開幕以来の白星を手にしようと激突した両大学。優勝だけでなく、全国大学選手権への出場権目指し一戦一戦を大事にすることが求められる。「大学チャンピオンシップを目指す。出ないと意味がないですから」。大西監督は強くそう言い切った。

【試合後コメント】
~京産大・大西健監督~

「昨年と同じようなスタート。勝てないでもがいて・・・。(今日は)負けてもおかしくなかった。弱さ加減、下手さ加減を自覚しながらもできた。学生は自信とか大きい。成長してくれれば」