関西学生野球秋季リーグ戦 第1節 立命館大-京都大の3回戦が、9月30日南港中央球場で行われた。立命は2回、二死三塁から7番脇屋が右前へ適時打を放つ。さらに8番尾松も適時二塁打で続き、この回2点を先制する。その後も3、4、5回と得点を重ね、7回には7人の代打を投入して一挙5得点。立命打線は最後まで攻撃の手を緩めず、8回以外毎回安打の22安打13得点で大勝した。安打数、打率、打点でリーグトップを走る4番古川は3安打2打点の活躍。投げては4投手の継投で京大打線を寄せ付けず、2安打零封。先発の桜井はリーグトップの5勝目を挙げ、チームは今季3つ目の勝ち点を手にした。

立命 022 110 502=13
京大 000 000 000=0

【立命】◯桜井、福本、佐治、山上ー小林、山市、高須
【京大】●大山、岩本、宇納、平田、小林ー奥山、村山、黒山
三塁打:槇田(立命)
二塁打:山足2、古川、尾松、辰巳、佐々木(立命)

【試合後コメント】

〜立命館大・後藤昇監督〜
「勝てて良かったです。今日は桜井に気合いを入れるためにノーヒットノーランを狙わせていたが、一本打たれたので交代した。代打の選手はヒットを打って、一年生投手2人(佐治、山上)は初めてのリーグ戦。色々経験させることができて良かった。次の関大は調子が良い。この打線で先制するしかない」

〜立命館大・3安打2打点の活躍をした古川昂樹主将(4・立命館宇治)〜
「センター返しができていて良い感じ。自分が打つことで勝利に近づくので記録(リーグ最多安打)も意識しつつ、一つずつ積み重ねていきたい。春から秋にかけて体幹トレーニングをして体重が2キロ増えた。より強く、ぶれないバッティングができるようになった。前回の京大戦(9月7日・第1節2回戦)は相手の土俵で戦ってしまった。自分たちの野球を自分たちの土俵でできたことが勝ちにつながった」

〜立命館大・リーグトップの5勝目を挙げた先発の桜井俊貴投手(4・北須磨)〜
「とりあえず先に点をやらないように意識した。調子は良い感じに上がってきていた。体にキレがある。(監督に狙えと言われた)ノーヒットノーランは達成できなかったけど、チームが勝てたので良かった。関大戦まで間が空くが、そこは4年間の経験を活かして調子を上げていきたい」

~京都大・青木孝守監督~
「完敗です。桜井君が非常に良かった。6点差の時点でなんとかしたかった。立命は打力がいい。大山は球が少し高かったが、悪すぎたわけではない。仕方が無い。残り2節、関大も近大もいい投手がいる。頑張ります」