【野球】立命 大一番の近大戦 大差で先勝
関西学生野球秋季リーグ戦 第3節 立命館大-近畿大の1回戦が、9月20日南港中央球場で行われた。初回、立命は敵失で一死二塁の好機を作ると、3番横川、4番古川の連続適時打で2点を先制。その直後、先発の桜井が近大の2番末武に適時打、4番田中に2点本塁打を浴び逆転を許す。しかし2回、2死一、二塁の好機で2番池内が適時三塁打を放ち再逆転。その後も池内、横川、古川がそれぞれ打点を挙げ、9回には5番代打山市にも適時打が飛び出し、9—3で近大を下した。桜井は初回以降を無失点で切り抜け、今季2度目の完投勝利を収めた。
立命 230 102 001=9
近大 300 000 000=3
【立命】◯桜井-小林
【近大】●畠、倉田、山口、横山-山野
本塁打:田中(近大)
三塁打:横川、池内、尾松(立命)末武(近大)
二塁打:小深田(近大)
【試合後コメント】
~立命館大・後藤昇監督~
「近大に先勝できたのは大きい。なんとか3点でしのげて良かった。中盤以降はスイスイと抑えてくれた。桜井は春季リーグ戦時、球数を減らすのに苦労していたので気になっていたが、今日はいい球数(135球)で試合を終えることができた」
~立命館大・桜井俊貴選手(4・北須磨)~
「ブルペンでは球が走っており、調子は悪くなかった。真っすぐを狙われていたが、最初の方に気づけてよかった。探り探りで投げていたが、最終的に修正して投げることができてよかった。(プロ志望届の提出に関して)春と変わらずチームのために勝つことだけを考えて挑んでいきたい。プロ志望を出したことは意識せず、チームにいい流れがいくピッチングをすることに努めている」
〜立命館大・古川昂樹主将(4・立命館宇治)〜
「初回に逆転されたけど試合展開は良い感じだった。(4安打と好調の要因について)センター返しを意識してしっかり振った結果。チームとしては、近大投手陣に振り負けないように振りこみをした。主軸を打たせてもらっているので、打点をしっかりあげたい。今後の試合は今日のように先制して、最後まで集中することが大事」
〜立命館大・山足達也選手(4・大阪桐蔭)〜
「プロ志望届を出したが、リーグ優勝を第一に考えている。チームに貢献出来るようなプレーがしたい。プロを目指そうと思い始めたのは大学3年秋の終わり頃。大学日本代表に選抜されたことがきっかけで、さらに高いレベルでやりたいと思うようになった。3年の秋はリーグ戦を通し、結果を出すことが出来た。特にコンスタントに打てるようになったのは大きかった。だが、ムラがあるのが課題だと思う。調子が悪い時にどういうバッティングが出来るか、今はまだ試行錯誤しながらやっている。(今シーズンについて)前回京大相手に敗戦した試合は、自分たちの野球が出来ていなかった。思いっきり打って走るのが自分たちの野球なのに消極的になっていた。自分たちのスタイルを忘れず今日の近大戦に向かってきた。個人の成績はあまり良くなかったが、明日はもっと打ってチームに貢献したいと思う」
~近畿大・田中秀昌監督~
「完敗。力の差が歴然としたゲームだった。先発の畠(2回降板)はもう少し投げさせてもよかったが、あまりにも流れが悪かったので倉田(2番手)に託して流れを変えたかった。打線は打てないのが現状。投手に頑張ってもらわないと。立命の強力打線を最少失点に抑えられないと勝ち目がない。投手陣は総力戦になると思う」
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