【野球】同志社 11得点快勝 京大を圧倒
関西学生野球秋季リーグ戦 第3節 同志社大-京都大の1回戦が、9月20日南港中央球場で行われた。同志社は2回、4番井手の三塁打を皮切りに、敵失、6番川端、9番福島の適時打で3点を先制する。その後も着実に追加点を加え、16安打11得点の猛攻をみせた。3回には5番佐藤晃、5回には井手に本塁打が飛び出した。井手は4安打1本塁打3打点の活躍も、2塁打を残しサイクルヒットを逃した。福島は5回を1失点にまとめ、今季初勝利を手にした。同志社の投手陣は京大打線に9安打を浴びるも、4人の継投で要所を締めて2失点。11ー2で同志社が京大に快勝し、今季初勝利を収めた。
同志社 032 040 200=11
京大 010 001 00×=2
【同志社】◯福島、平尾奎、矢野敦、坂東ー川端
【京大】●大山、小林、西村、平田ー奥山、村山
本塁打:佐藤晃1号、井手1号(同志社)
三塁打:井手、酒谷(同志社)、前川(京大)
二塁打:酒谷、福島、辻(同志社)、森本(京大)
【試合後コメント】
〜同志社大・澁谷卓弥監督〜
「ホームラン2本は想定外。福島は調子が悪いなりにまとめた。2回の井手の三塁打が良かった。逆らわずに強く遠くへ飛ばすバッティング。(佐藤晃について)バットが振れていた。事故で体を痛めていたが、春が終わって仕上がってきた。3、4、5番のポイントゲッターで得点できたのが勝因」
〜同志社大・3回に本塁打を放った佐藤晃司選手(3・鳥取城北)〜
「(本塁打の場面)初球(スライダー)が甘いところにきた。打った瞬間完璧だと思った。(今季初スタメンについて)1年生の春季リーグ後にバイク事故に遭い、野球も大学もやめなければならない状態にあったが回復し、今年の4月に練習を再開した。今、チームは打撃に力を入れて練習しているので、勝負所で1本打たないと試合に出させてもらえない。(立命戦完投勝利の京大先発・大山について)立命戦ではフライアウトを多くとっていたので、強い打球を打つ練習を1週間した。その成果が出たと思う」
〜同志社大・5回に本塁打を放った井手隼斗選手(3・修猷館)〜
「サイクルヒットがかかっていたことは気づいていなかった。(本塁打の場面)酒谷が上手く繋いでくれた(二塁打)。ツーナッシングで追い込まれていたが、くらいついていった。打ちやすいところにきて、上手く反応できたと思う。今日は大差で勝ったが、明日はまたフラットな状態になる。2連勝しないと意味がないので、しっかり勝ち点をとりにいく」
〜同志社大・川端晃希主将(4・大阪桐蔭)〜
「有利に試合を進められた。楽しんで試合ができた。先制点がとれたので自分もバッティングに集中できた。(これからの試合について)勝てればなんでもいい。僕が打てばチームは勢いにのる。(プロ志望届の提出に関して)大学1年生の時からプロは目指してた。春のオープン戦にスカウトの人が見に来てくれていたので、意識はされてるのかなと思った。提出しても気持ちに特別な変化はない。チームとしても自分としてもアピールできるように。監督も後押しはすると言ってくれた。誰にでもチャンスがあるわけじゃないので挑戦させてもらった。行ける時に行きたい。目標に向かって一直線にやるだけ」
~同志社大・福島孝輔投手(1・大阪桐蔭)~
「前の2戦は悔しい投球。負けたことをひきずっていてはだめだと気持ちを切り替えて、今日の試合に挑んだ。前回はチームを勝たせることができなかったのでチームが勝ててうれしい。(カードのあたまを任されるようになったことについて)期待してもらって立たせてもらっている。勝たなければいけないというプレッシャーもある。ストレートが走っていなかったり、キャッチボールの時からシュート回転していたりと調子はよくなかったが、悪いなりに最小失点で抑えられた。先発として試合をつくれた。(自身の2安打3打点について)もともと野手だったのでバッティングは好き。投手なので気持ちを楽に振ることができた」
〜京都大・青木孝守監督〜
「ホームランを2本も打たれた。完敗だ。井手はすごく良いバッター。打たせてはいけない。投手陣は調子が悪かったわけではない。大量失点する試合があるのは覚悟の上。うちは継投で繋いでいくしかない。明日から気持ちを切り替えていく」
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