関西学生野球秋季リーグ戦第2節関西大-近畿大の2回戦が、9月13日皇子山球場で行われた。試合は関大先発の阪本大(リーグ戦初先発)が8回まで近大打線を無安打に封じるなど、両者一歩も譲らぬ展開で延長戦へ。0-0で迎えた13回、関大先頭の9番石田が安打で出塁、犠打と暴投で一死三塁とすると2番多田の左前適時打で1点を先制。その後も5番杉森、6番永岡の連続適時打で3点を追加。関大が4-0で白熱の投手戦を制し、勝ち点の行方を3回戦以降に持ち越した。

関大 000 000 000 000 4=4
近大 000 000 000 000 0=0

【関大】阪本大、◯石田-久米
【近大】越智、倉田、●伊波、山口-山野
三塁打:永岡(関)
二塁打:平岡(関)

【試合後コメント】
~関西大・早瀬万豊監督~
「総力戦だった。阪本大があれだけ投げれたのが成長。オープン戦もそれなりのものを見せていて、今日も非常に調子が良かった。(石田投手の安打について)石田はバッティングは元々良かったし、気合いはいつも満点。明日も総力戦です。」

~関西大・石田光宏投手(4・近江)~
「昨日のピッチングが自信になった。(途中登板について)中途半端にならないよう、後悔しないことだけ考えて投げた。明日試合出来ることに感謝。みんなで頑張って勝ったので、今日の勝ちを意味あるものにしたい」

~関西大・阪本大樹投手(2・履正社)〜
「先発は今日監督から伝えられた。先頭打者を打ち取るまでは緊張していたが、それからは楽しめた。先頭打者を出さないことと、早く追い込むことを意識して投げた。(8回無安打の投球について)ヒットを打たれても、点を与えないことを意識した。これからも今日のように自分に勝利がつかなくても、チームに勝利がつくような投球をしていきたい」

~関西大・多田桐吾選手(1・明徳義塾)~
「13回という長い戦いだったが、気持ちが折れずにできた。(3安打の活躍について)チームのために出塁することだけ考えた。足には自信があるので、足でかき回せるようにしたい。(春季リーグ戦後に始めた)内野の守備についてはまだ緊張がある。実力不足。明日もう一戦出来るのでなんとしても勝ちたい」

~近畿大・田中秀昌監督~
「阪本大のインサイドのコントロールが良く、なかなか打ち崩せなかった。延長戦なら裏の攻撃の方が有利。流れが来かけているのにあと一本が出ない、負けパターンだった。(明日に向けて)帰って練習します」