【野球】近大 勝ち点 畠投打で主役
関西学生野球秋季リーグ戦 第1節 同志社大-近畿大の2回戦が、9月7日皇子山球場で行われた。近大は三回、二死二塁から3番中尾優が適時三塁打を放ち先制する。五回、七回にも2番末武が適時打を放ち追加点。八回には二死満塁の場面で、9番畠が左中間へ走者一掃の適時三塁打を放ち、同志社を突き放す。先発の畠は同志社をわずか3安打に抑え、一回戦に続く完封。チームに今季初の勝ち点をもたらした。
同志社 000 000 000=0
近大 001 010 13×=6
【同志社】•福島、平尾奎、平尾拓、柏原ー川端
【近大】◯畠ー山野
三塁打:中尾優(近大)、末武(近大)、畠(近大)
【試合後コメント】
~近畿大・田中秀昌監督~
「福島もできは悪くないし、力のある投手で簡単には打てない。チャンスで2、3番が打点を挙げてくれたし、八回はつないで畠に回して、まさかの3点だった。一昨日の反省をいかせた。勝因は畠と山野のバッテリー。ピンチもあったが粘り強く投げてくれた。昨日ブルペンで見て、気持ちが乗ったいいボールを投げていると思ったので起用を決めた。完封完封で自信になったと思う」
~近畿大・畠世周投手(3・近大福山)~
「前回の登板より緊張がほぐれた。スリーベースの打席はキャプテン(田中克選手)の声掛けで吹っ切れた。2試合連続完封は嬉しい。今日は打たせて取る気持ちが強かった。高めにいくと長打があるので低めに集めた。開幕カード連勝でチームの流れを良くできた。自信にもなった。守備から攻撃の流れにつなげていきたい」
~近畿大・先制点を放った中尾優斗選手(4・敦賀気比)~
「(秋季リーグ戦の起用は)OP戦の成績がよかったので。打撃に期待をかけられていると思う。4番にキャプテンが帰ってきてくれたのが大きい。開幕は自分が4番だったが、キャプテンが4番で自分が3番にいる方が気持ちが楽。それが先制点につながった」
〜同志社・澁谷卓弥監督〜
「畠に完璧なピッチングをされた。力もキレもあって中々前に飛ばなかった。ボールの質も良くてバントもできなかった。(前田、末永の先発起用について)畠の球にふりまけない力を持っていると思って打線に組み込んだ。投手については柏原まではよくつないでくれた。次の京大は今日勝っているし、気を引き締めて臨む。バントやエンドランなどの小技が大事になってくる」
〜同志社・川端晃希主将(4・大阪桐蔭)〜
「最初は耐えてたけど、耐えきれなかった。チャンスで得点できていれば流れは変わったけど、0点でなすすべがなかった。投手は最小失点で粘ってたけど、バッターが助けきれなかった。優勝はまだ残ってるし、ロースコアの試合も耐えて耐えて、諦めずに戦っていく」
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