【野球】同志社投手陣の核
「チームのために勝てる投手に」。
大学1年生時からマウンドを任されてきた柏原史陽(4年)。苦渋のシーズンを味わったエースは、最後の年へ躍動を誓う。
柏原は1年の秋から頭角を現し、リーグ2位の防御率0.68を記録。2012年秋季から14年春季まで関西学生野球リーグの投手10傑に名を連ね、同志社投手陣の核としてチームを支えてきた。
昨年の春季リーグまで防御率1点台を誇った男が、昨秋は防御率3.16と低迷した。「何を直していいのかも分からなかった」。チームを牽引する男の課題は修正能力だ。良い投手は調子が悪い日でも、すぐに修正していく。「調子が良い時は誰でも勝てる。悪いときにどうするか」と勝てる投手への道を追い求める。
固定されたメンバーが少ない投手陣の中で、川端晃希主将(4年)は「すべての試合を任せられる」と柏原に絶大な信頼を寄せる。本人も「周りの投手が厳しい時に自分が投げて勝つ」とエースとしての自覚は十分だ。ストレートで勝負できるのが柏原の持ち味。理想のストレート主体の投球スタイルが輝きを放つか。リーグ戦下位脱出のカギは柏原の「勝利」への執念だ。
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