株式会社ベネッセホールディングスと株式会社インテリジェンスが共同で、合弁会社「ベネッセi‐キャリア」を4月に設立する。両社の持つノウハウを生かし、大学生向けにキャリア教育を行う。

 未就職大卒者の存在や若年層の離職率など、若者の就職に課題意識を持った両社が、キャリア教育を通じて学生の就職を支援する。企業参加型の学内インターンのほか、批判的思考力や問題解決能力をはじめとした21世紀型スキルの育成・評価などのサービスを提供予定。「働く」ことへの意識が薄く、就職活動を迎えてから焦り始める学生が多い現状の改善が狙いだ。

 大学の授業に組み込む形でサービスをしていく。企業参加型の学内インターンでは、企業で働く人を招いて開発会議に近い形でワークショップを行うなど、実際に社内で働くのに近い実践的な内容を検討しているという。サービスを通して「自分のやりたいことは何か、そのためにどうするのか、ということに答えを持ってほしい」と担当者は話す。