「ザ・ひも理論ズ」 文芸誌『ROPE』創刊
文芸誌制作グループ「ザ・ひも理論ズ」が、文芸誌『ROPE』創刊号を1月中旬に刊行する。グループのメンバーは京都造形芸術大4年の植田真衣さん、大迫知信さん、三浦あやかさん。『ROPE』は各号のテーマに沿った巻頭対談とエッセイで構成される。対談はザ・ひも理論ズが開催したトークイベントを収録。創刊号には、作家の西加奈子さん、文筆家の千野帽子さんを招いて昨年10月18日に行った対談「あの人と休日vol.2『かわいいってどういうこと?』」を収録している。エッセイは作家の柴崎友香さんや津村記久子さんの寄稿をはじめ、ザ・ひも理論ズの3人も執筆した。
創刊号のテーマ「ぶさいくーかわいいだけが言葉じゃないー」は、ファミリーレストランでの会話が発展して決まったもの。 「かわいい」という言葉が日常生活で過剰に使われることに違和感を覚えた。対義語の「ぶさいく」について考えることで「かわいい」を見直す。
「ザ・ひも理論ズ」はゼミで文芸誌を制作したことをきっかけに結成したグループ。大迫さんは「せっかくアポの取り方や原稿のやりとりの仕方を学んだのに、次につなげないのはもったいないなと思った」と語る。
いずれは、誌面でプロと並んでも劣らないような文章を書けるようになりたいという。大学卒業後も活動を続けていく。
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