任天堂株式会社がゲーム「ポケットモンスター」を発売してからおよそ19年。発売時に3、4歳だった子どもが大学生になり、大学でポケモンサークルが発足するようになった。

 京都大ポケモンサークルは2009年と他大学よりも早くに発足した。メンバーが集まり行っているのは通信対戦。「1人でも対戦はできるがメンバーとやると対戦後のフィードバックや分析をしてもらえ、さらに盛り上がる」と代表の高畑仁志さん(京大・3年)は話す。対戦の必須アイテムは電卓。相手に与えるダメージを計算し、どのワザを選べばよいかを考えるという。

 また、アニメ「ポケットモンスター」に登場する架空の文字、通称「イッシュ文字」 を解読し、解読表を作成したのも京大ポケモンサークルだ。解読後はインターネット上で話題となった。

 だが、サークルに所属していることは周囲に言いにくいという。ポケモンをすることに対して子どもっぽいと感じる人もいるためだ。「(子どもっぽいと思う人は)殿堂入りで終わっている人。ポケモンはそれ以上に奥が深い」と熱い思いを語った。