◇第51回全日本ラグビーフットボール選手権大会 セカンドステージ第3戦(27日・キンチョウスタジアム)

◯京都産業大31-8中央大●

 京産大は中央大に快勝。前半、リードされながらも2トライで逆転に成功すると、主導権を握った後半に突き放した。準決勝への道は断たれていたものの、最終戦での勝利で有終の美を飾った。

 すでに敗退は決定。2試合、何もできずに敗れていた。それでも選手らのモチベーションは高かった。「最後は、京産らしい試合をしよう」。

 開始早々にカウンターからトライを奪われても、落ち着きを失わなかった。前半31分、自陣からのキックをWTB森田が懸命に走り、拾った。このプレーから33分、SO金栄均が同点トライ。その後の4トライに勢いを与えた。主将のSH梁正秋は「気持ちのこもったプレーを見せることができた」。

 ランやスクラムも、持ち前の力強さで圧倒。主導権を握り続けた。「ラストゲームで良い試合ができてうれしい」。大西監督は、表情を緩めた。

【前半】京産大12-5中央大
【後半】京産大19-3中央大
【試合終了】京産大31-8中央大