臓器移植手術成功
大阪大病院で11月24日、左室心筋緻密化障害という重い心臓疾患を抱えた10歳未満の男児に、脳死判定を受けた女児の心臓が移植された。男児は心不全を繰り返していて、補助人工心臓を使用していた。阪大病院によると、術後の経過は良好で、順調に行けば男児は3カ月から半年ほどで退院できる見込みだ。この他、肺は京都大病院で10歳未満の男児に、肝臓は同病院で10代女性に、腎臓も関東にてそれぞれ別の女性に移植された。いずれも手術は無事成功したという。
2010年の改正臓器移植法施行から、脳死の判定基準がより厳しくなった。6歳未満の子供からの脳死判定による臓器移植は、2012年6月の男児に続いて2例目となる。
臓器は、順天堂大付属順天堂医院(東京都)で脳死と判定された6歳未満の女児の家族の承諾により提供された。24日に順天堂大病院で摘出され、チャーター機や車で搬送された後、各地の病院で移植手術が行われた。
コメントを残す