【サッカー】関学8強 昨季のリベンジ果たす
◇第63回全日本大学サッカー選手権大会2回戦(12月14日 味の素スタジアム西競技場)
<関西学院大(関西第3代表)2-0鹿屋体育大(九州第1代表)>関学が8強入り。55分に途中出場のMF小林が先制点を挙げると、69分にはエースのFW呉屋がGKの頭上を越すループシュートを決め、突き放した。昨季のインカレ準々決勝で敗れた鹿屋体大へのリベンジを果たした。関学は16日、準々決勝で仙台大(東北代表)と対戦する。
◎勝負決めた「目に見えない強さ」
4年生のFW浅香を開始30分と早々に下げ、中盤を厚くした。セカンドボールを拾えずに鹿屋体大にゲームを支配されていた状況を打開するため。「浅香自身も悔しかったと思うけど、このままだとやられるだけだから」。成山監督の苦渋の決断だ。
だが、交代後も浅香のチームプレーは続く。ベンチから、一際大きな声で仲間にげきを飛ばした。代わって入った小林は「よく聞こえていた。浅香くんのためにも、自分が力にならないと」。
小林が試合を動かした。CKでこぼれ球にいち早く反応し、押し込んだ。「普段は(PAの)中に入らないけど、今日は(点)取れる気がしたから。結果を出せて良かった」。
成山監督は「粘り強さとかまとまりとか、目に見えないところでの強さを見せることができた」。実力差はほとんど無い相手に、チーム力で上回った。
【前半】関学0-0鹿屋体大
【後半】関学2-0鹿屋体大
【試合終了】関学2-0鹿屋体大
【得点】関学:MF小林(55分)、FW呉屋(69分)
◎関西勢 全チームが8強入り
2回戦では専修大(関東第1代表)、明治大(関東第2代表)などの優勝候補が相次いで敗れる波乱の展開に。一方、関西代表は4チーム全てが勝利。ベスト8のうち半数を関西勢が占めた。
▼その他の関西勢結果(2回戦)
阪南大(関西第1代表)3-0慶應義塾大(関東第7代表)
びわこ成蹊スポーツ大(関西第2代表)1-0国士舘大(関東第5代表)
大阪体育大(関西第4代表)2-1順天堂大(関東第3代表)
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