【サッカー】阪南大 リーグ2季ぶりV
◇関西学生サッカー後期リーグ第9節(11月8日 高槻市立萩谷総合公園サッカー場)
<阪南大3-1京都産業大>阪南大が京産大に勝利し、2節を残しリーグ優勝を決めた。一時は同点に追いつかれながら、74分にFW前田が決勝ゴール。82分には途中出場のMF八久保が追加点を挙げ、突き放した。阪南大の優勝は2季ぶり7度目。
【写真】後半、決勝点を挙げ喜ぶFW前田(中央)(11月8日・高槻市立萩谷総合公園サッカー場で 撮影=中川由貴)
須佐監督は試合後、チームのモットーをこう表現した。「アイネマンシャフト」。ドイツ語で「1つのチーム」を意味する。けが人が多発するアクシデントに見舞われた阪南大が、圧倒的な強さを保ち続けられた理由は、ここにある。
今季終盤まで不動のワントップだったFW河田は、けがとコンディション不良に悩まされていた。この日ワントップで先発した前田は、出場経験が豊富ではない。しかし、「代役」を任された2年生の姿勢は頼もしかった。「今季を通じてけが人が多かったから、いつでもチャンスが回って来る可能性があった。だから、自分が入った時のイメージをいつも持っていた」。
前田は起用に応えた。74分、巧みなドリブルでPA内まで持ち込み、シュート。相手DFに当たってコースが変わり、ゴールに吸い込まれた。「しっかり打ててよかったし、結果を出せてホッとした」。
須佐監督は言う。「誰かがけがしたとき、『どうせ控えだから』っていう気持ちじゃなくて『二番手の俺が行く』って思えるかどうか、ここで(機能するかが)決まる」。順風満帆とは言えないシーズンを、一糸乱れず支え合う「アイネマンシャフト」が乗り切った。
【前半】阪南大1-0京産大
【後半】阪南大2-1京産大
【試合終了】阪南大3-1京産大
【得点】阪南大:MF外山(1分)、FW前田(74分)、MF八久保(82分) 京産大:FW松井(67分)
この記事に関する写真はこちら:https://www.facebook.com/UniversityNewsNetwork/photos/pcb.878128465530488/878128178863850/?type=1&theater
コメントを残す