9月6日、ほっともっとフィールド神戸で行われた関西大との試合後のインタビュー中に、京都大の田中英祐がプロ志望届を出す意向を明言した。「野球を続けていたいという気持ちが強かった」と表明の理由を語った田中。提出の具体的な日程は決まっていない。

 このタイミングでの発表について田中は「早めに秋季リーグ戦に集中したかったので」と発言。プロへの決意を決めたのは8月後半、2014年度関西学生野球秋季リーグ戦が開幕する直前だった。8月23日に行われた阪神タイガース2軍との練習試合もプロ志望への決断に影響を与えた。7安打6失点と打ち込まれながらも、プロでプレーすることに現実味を感じたという。両親の言葉も田中の背中を押した。「(プロへ行って)地獄を見てこい」。両親から激励を受け、自分がプロの世界で投げる姿を見て影響を受ける人がいるのではと考えた。
 プロに行ってから自信をつけたいという田中。京大生としてプロ志望を出すことについて、「道を拓くという意識が強い」とも語った。既に12球団から注目を集めており、今回の発言でその注目度はより高まることだろう。次回、京大は9月15日、阪神甲子園球場で行われる近畿大戦に臨む。