【サッカー】関大 PK制し8強
◇第38回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント2回戦(2014年8月11日 J-GREEN堺・メインフィールド)
<関西大(関西第3代表)1-1[PK6-5]国士舘大(関東第3代表)>PK戦を制した関大が2年連続の8強入りを果たした。相手GKの退場後、10人の国士館大を相手に攻めあぐねたが、82分に先制。終了間際に追いつかれるも、PK戦でGK前川が7人目のキックをストップし勝利を決めた。関大は13日、準々決勝で愛知学院大と対戦する。
「ホッとした。これでPKで負けてたら、悔いしか残らなかったから」。試合後、MF和田が見せた笑みには安堵(あんど)の表情が浮かんでいた。
17分、国士館大の守護神、GK小澤がFW原口を倒し一発退場。この時点で関大にとっては有利な展開となった。しかし、チーム合計17本のシュートを打ちながら90分で試合を決めきれず、「要所要所でまだまだ甘っちょろいなと感じた」(島岡監督)。
だが、勝てる試合で勝ちきれずに臨むPK戦だからこそ、負けられない思いは強かった。サドンデスにもつれ込んだ7人目、GK前川は「コースが甘くて完全に読み切れた」と会心のセーブ。「練習していたから、自信があった」。
この日の試合で良かったところを聞かれた和田は、「PK戦までみんな気持ちがこもっていたこと」と答えた。島岡監督も「どんな形であれ勝ててよかったし、今日の(苦戦)は良い経験になったはず」。数的優位を生かしきれなかった悲壮感よりも、一丸となって戦えた満足感が漂っていた。
【前半】関大0-0国士舘大
【後半】関大1-1国士舘大
【延長前半】関大0-0国士舘大
【延長後半】関大0-0国士舘大
【PK戦】関大6-5国士舘大
【試合終了】関大1-1国士館大
【得点】関大:MF和田(82分) 国士舘大:MF進藤(88分)
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