【サッカー】関西選手権 関学12年ぶり制覇
◇関西学生サッカー選手権大会準決勝(2014年5月31日 ヤンマースタジアム長居)
<関西学院大2-1大阪体育大>関学が延長戦の末に大体大を下し、関西選手権を制覇した。前半に先制を許すも85分にFW呉屋のゴールで同点に追いつき、延長後半の107分にMF出岡が決勝点をあげた。関学の優勝は12年ぶり4度目。
2度の逆境を乗り越えての栄光だった。「最後まで諦めずに戦った」と出岡。勝利の立役者は胸を張った。
前半に先制され、その後攻勢に出ても1点が遠い。なんとか追いついて延長に持ち込んだが、頼みのエース呉屋が退場処分を受けた。それでも出岡は「下を向くことはなかった」。呉屋がいなければ「自分が(点)取らなアカンなって」。思いがこもった強烈なミドルシュートで決勝点をもぎ取った。
昨季は関西選手権4位、総理大臣杯と全日本選手権(インカレ)では8強止まり。「トーナメント戦でも勝てる強いチームになる」。成山監督はそう誓っていた。そしてその言葉は今季、最初のトーナメント戦でさっそく果たされることになった。
主将のDF福森が回想するのは昨季のインカレ準々決勝。2点を勝ち越された終了間際に全員攻撃を仕掛け、当時4年生のDF沓掛が意地のゴールをたたき込んだ場面だ。「インカレの時のゴールはみんなの見本だった。今日も笛が鳴るまで諦めない気持ちを持っていた」。
決勝で発揮した、土壇場での勝負強さ。その芯には、関学で引き継がれる確かな精神力があった。
【前半】関学0-1大体大
【後半】関学1-0大体大
【延長前半】関学0-0大体大
【延長後半】関学1-0大体大
【試合終了】関学2-1大体大
【得点】関学:FW呉屋(85分)、MF出岡(107分) 大体大:MF池上(15分)
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