◇関西学生サッカー選手権大会準決勝(2014年5月28日 ヤンマーフィールド長居)

<関西大0-1大阪体育大>関大が準決勝で大体大に屈し、3連覇を逃した。両チームが好機を作れない膠着状態が続くも、終盤に失点するとそのまま逃げ切られて敗れた。関大は31日、3位決定戦で阪南大と対戦する。

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【写真】前半、ボールを競り合うMF望月(2014年5月28日・ヤンマーフィールド長居で 撮影=太田祥平)

 「最初は拮抗していた分、一発でやられたのが悔しい」。試合後、DF鯉沼はうなだれた。一貫して前線にボールを放り込む大体大の攻撃に問題なく対応できていたはずだった。しかし、試合は時間の経過とともに、じわじわと大体大の手中に落ちていっていた。

 中2日という過酷な日程が災いした。関大の選手らの足が止まり始めた後半、日程に1日余裕のあった大体大の猛烈なプレスが始まる。一気に苦しくなったところに、相手の選手交代が追い打ちをかけた。スピードを増した前線への対応に手を焼く守備陣。そして79分、一本のロングボールから決勝点となるシュートを許してしまった。

 結果として「体大の特徴を最大限引き出せるやり方をまともに受けてしまった」(島岡監督)。90分を通しての被シュート数を5本にまで抑えても、大体大の試合巧者ぶりには敵わなかった。

【前半】関大0-0大体大
【後半】関大0-1大体大
【試合終了】関大0-1大体大
【得点】大体大:FW足立(79分)

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