【野球】立命 最終戦制しプレーオフ
関西学生野球春季リーグ第8節、同志社大−立命館大の4回戦が5月23日わかさスタジアム京都で行われた。どちらも負けられない第4戦。2回ウラ、立命は二死一、二塁から昨日1号ソロを放った1番山足の適時二塁打で勝ち越しに成功。試合の流れを掴む。先発桜井も立ち上がりこそ不安定だったものの次第にペースを掴み完投。1−6で同志社を下し、伝統の一戦を制した。これで関西学院大と並んだ立命。優勝の行方は直接対決にゆだねられた。プレーオフは5月27日、皇子山球場で行われる。
負ければ優勝がこぼれ落ちる一戦。後が無い立命は、第4戦の先発マウンドをエース桜井に託した。
「下半身に疲労がたまっていた」と語った先発桜井。今節3度目となる先発で力が入ったのか、初回から暴投などで1点を失う苦しい立ち上がりとなる。しかし、3回以降はフォームを修正し持ち直す。桜井は9回を最少失点に抑え、完投で今季6勝目を挙げた。
一方で打線は同点で迎えた2回裏、8番服部、9番桜井が共に右前打で出塁し二死一、二塁とする。この好機に1番山足が適時二塁打を放ち、勝ち越しに成功した。さらに4回にも、二死一塁の場面で9番桜井が「思い切り振り抜けた」という当たりが適時三塁打となり2点を追加。松岡監督も先発桜井を「投打に活躍してくれた」と称えた。その後8回にも1点を追加し、1-6で同志社を下した立命。伝統の一戦を制し、優勝への望みを繋ぐ大きな勝ち点を掴んだ。
試合を振り返り、松岡監督は「もっと早い段階で勝っておけば」と苦笑したが、「苦しい思いをしたからこそ今がある」と喜びを噛みしめた。
関学とのプレーオフは「立命が優位。今日勝って勢いに乗れているから」と語った主将の古川敬。優勝を懸けた最終決戦を前に自信を見せた。
同志社 100 000 000=1
立命 120 200 01X=6
【同志社】●大家、隠岐、矢野敦、柏原−川端
【立命】◯桜井−小川
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