大阪府吹田市に私立大和大が新設され、12日に開学式と初めての入学式が行われた。372人の一期生は決意を新たにし、出来たばかりの大学とともにキャンパスライフをスタートした。

 真新しい体育館に並んだのは152人の教育学部生と220人の保険医療学部生。開学式には大和大と新入生の晴れ舞台のために多くの来賓が訪れた。来賓の1人、石原伸晃環境大臣は「アカデミア(学問)の世界は無限に広がる。そして新入生のみなさんの未来も無限に広がっている」とエールを送った。

 式の後半には新入生の代表者らが「(大和大の)伝説の第一歩として恥じないように頑張ろう」「自分たちが歴史を作っていく」と一期生としての決意を語った。教育学部英語学科の代表として英語でスピーチをした寺園優輝さんは「大学のこれからは自分たち一期生次第。プレッシャーもあるが楽しみなところも多い」と笑顔を見せた。

 大和大は奈良県を中心に展開する西大和学園の初めての4年制大学。今後は総合大学を目指し、学部をさらに新設していく予定だ。