【野球】京大 田中で白星スタート
関西学生野球春季リーグ第1節、関西学院大‐京都大、同志社大‐関西大が4月5日、わかさスタジアム京都で行われた。5回表に先制点を許した京大はその裏、3番森本の内野安打で逆転に成功。先発の田中はその後、リードを守りきり、2−1で開幕勝利を飾った。同志社は延長11回表に一挙3得点を奪い、3−0で接戦を制した。
京大先発はプロ注目のエース田中。スライダーを軸に今冬習得した新球スプリットなど、多彩な変化球を用い8奪三振、昨秋季リーグ王者の関学打線をねじ伏せた。
打線は先制点を取られた直後の5回裏、関学のエース宇都宮を攻める。6番中里、9番田中の2本の安打で一死一、三塁とすると、1番佐藤の打席でエラーの間に2塁ランナー中里が生還し同点。さらに3番森本の内野安打で逆転、田中の好投に応えた。
試合後「今日勝つために冬の練習に取り組んできた。結果がついてきてよかった」と開幕戦への思いを語った田中。初回、開幕の緊張感から体が思うように動かず、調子は良くなかった。しかし2回からは調子を取り戻し、途中失点するも逃げ切り、京大最多となるリーグ戦通算5勝目をあげた。寶監督は田中について、「エースとして、最上級生としての自覚が芽生えた」と精神面での変化を明かした。4年間の集大成として迎えた今リーグ戦。田中は3回戦の登板に備える。チーム全員、京大12年ぶりの勝ち点獲得に向け全力で戦う。
関学 000 010 000=1
京大 000 020 00X=2
【関学】●宇都宮、佐藤‐松下
【京大】◯田中‐小野
同志社 000 000 000 03=3
関大 000 000 000 00=0
【同志社】◯柏原‐川端
【関大】●石田、水師‐響
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