【サッカー】茂ハットで逆転勝利
◇関西学生サッカーリーグ1部-2部入替戦(2013年12月7日 J-GREEN堺・メインフィールド)
<立命館大4-2甲南大>立命にとっては、負ければ2部降格が決まる今試合。相手の6倍以上ものシュートを放ち、90分間攻撃の手を緩めなかった。「自分が点を決めて絶対チームを勝たせたかった」とMF茂が意地のハットトリックを達成するなど、攻撃陣が躍動し4得点。この試合で、リーグ戦10位だった立命の1部残留が確定した。
試合が終わると、選手たちは喜びを爆発させた。
茂は「残留できてほっとしている。貢献できてよかった」と喜びを話した。松岡ヘッドコーチも「最低限の目標は達成した。選手たちがよくやってくれた」と安堵の表情を浮かべた。
1点ビハインドで迎えた後半も、立命に焦りはなかった。「皆前を向いていて、ただ勝つことしか考えていなかった」(ゲームキャプテン・DF武田)。72分、MF谷口からのスルーパスを裏に抜けた茂が流し込んで今試合2点目。85分にもMF戸高からのパスを冷静に決めハットトリックを達成する。守備陣も後半は相手のシュートを0本に抑え、茂の活躍に応えた。後半アディショナルタイムには、戸高がダメ押し弾をあげ勝負あり。逆境を乗り越え全員で勝利をつかんだ。
リーグ戦では2勝しかあげることができなかった立命。「来季は優勝を狙って、今季より点もアシストも増やしていきたい」と茂は意欲を燃やす。4年生の武田は「今年の悔しさは今後必ず力になる。どんなときも諦めずに戦い続けてほしい」とエールを送った。今年の経験をばねに、来年の飛躍が期待される。
【前半】立命1-2甲南大
【後半】立命3-0甲南大
【試合終了】立命4-2甲南大
【得点】立命:MF茂3(14分・72分・85分)、MF戸高(※90+5分)甲南大:MF西(6分)、FW阿波野稔(45分=PK)
(注)得点時間の※はアディショナルタイム この記事に関する写真はこちら:https://www.facebook.com/photo.php?fbid=708906449119358&set=a.588528491157155.1073741833.430773716932634&type=1&theater
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