◇全日本大学アメフト選手権・西日本代表選手権(2013年12月1日 王子スタジアム)

 関西学院大は名城大(東海代表)の攻撃に手を焼き、一時はリードを許す展開となった。しかし第2Q終盤にWR木戸がTDを決めて逆転。その後も得点を重ね、34−14で西日本代表を勝ち取った。関学は12月15日に行われる甲子園ボウルにて日本大(東日本代表)と戦うことが決定。同大会への出場は3年連続48回目となる。

 第2Q初めにK三輪のFGで先制した関学。だが次のシリーズで相手オフェンスの攻撃を止めることができず得点を与えてしまい、3−8で後を追う形となった。その後エンドゾーン付近までボールを持ち込む場面も見られたが、好機を活かすことができずFGで留まってしまう。しかし前半終了間際に再びゴール前まで攻め込むと、QB前田からパスを受けた木戸が相手ディフェンス陣を振り切って得点。さらに2ポイントコンバージョンも成功し14−8と逆転した。

 逆転から流れをつかみ、後半も相手陣奥深くまで詰め入る場面が多く見られた。しかしQBサックを受けロスしてしまうなど要所で決めることができず、またもやFGで終わる展開が続いた。それでも相手のギャンブル失敗などのミスから2本目のTDを奪い、27−8と差を広げた。直後、相手攻撃陣のパスをカットできずに失点してしまうが、関学も負けじとTDを挙げ34−14で勝利した。

 「真剣にやれと言いたい。自分たちの取り組みが甘いと分かったことだけが収穫」。試合後、鳥内監督は厳しい表情を見せた。次戦はいよいよ甲子園ボウル。相手は、今年春の試合で引き分けに終わった日大だ。「日本一」という目標を果たすため、必ず勝たねばならない一戦に力が入る。

【第1Q】関学0−0名城大
【第2Q】関学14−8名城大
【第3Q】関学3−0名城大
【第4Q】関学17−6名城大
【試合結果】関学34−14名城大
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