就活のモヤモヤ、デモでアピール
「就カツよりも牛カツ食わせろ!」ユニークなシュプレヒコールに街行く人々の注目が集まる。午後3時頃、花時計前を出発したデモ隊は、1時間ほどかけて元町や三宮アーケード街を行進した。参加者たちは「就活カルト」「就活は嘘つき大会だ」「学業阻害反対」など、就活に対するそれぞれの「モヤモヤ」をアピールした。 デモに参加した非正規労働者の男性(25)は就活を経験したことがない。だが「1度レールから外れたら再チャレンジしづらいシステムはおかしい」と声をあげる。沿道からは「がんばれ」という声も聞こえたが、冷たい視線を送る人も多い。参加したAさん(修士課程2年)は「笑って見ている子供たちは、自分が将来就活で苦しむと想像できないのだろうし、同年代の人も自分の問題として捉えることができないのだろう」と話す。今年内定を得たAさんはデモの途中、理系の学生が就活のせいで研究や論文に打ち込めず苦しんでいる、と自身の経験を交えスピーチで訴えた。 デモに遭遇した男子学生(甲南大・4年)は、「共感できる発言もあったけど、デモという形式はなかなか難しそうだと思った」という。主催した男子学生(関西学院大・4年)は「厳しい目も感じたが、就活のおかしな点を少しでも周知できたはず。来年以降もぜひ継続していきたい」と話した。 【関連記事】就活デモに当事者不在 「ぶっこわせ」「くたばれ」叫ぶも http://www.unn-news.com/news/201311254933
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