このイベントの名は「ART EXPO 2013」。11月11日から17日にかけて、芸大生でない「普通」の学生を主体としたアート集団「Fascinater Party “BLOSSOM”」が、ギャラリーsiroiro.(大阪市北区)で開催した。  「アートを身近にしたい」。そう語るのは、BLOSSOM代表のアマチュア書道家、萩原純平さん(同志社・4年)。当初は個展を開催するつもりだったが、「芸術を趣味でやっている大学生を集めたい」と知り合いなどに呼びかけたところ、アーティスト10人とスタッフ9人が集まった。  「LOVE ME」をテーマに、人種を越えた「笑顔」を表した似顔絵や、「敬天愛人」の書などが並んだ。「『ギャラリーを借りて展覧会を開く』という夢をくすぶらせていた学生の表現の場にできた」という萩原さんの言葉通り、個性あふれる作品が花開いた。  芸術に関心のない大学生でも気軽に立ち寄れるよう、入場料は無料とした。アーティストの知り合い以外にも、通学中や近所の人たちがギャラリーを訪れ、作品鑑賞やスタッフとの会話を楽しんでいた。