【サッカー】攻めた関大 劇的ドロー
◇関西学生サッカー後期リーグ第10節(2013年11月24日 J-GREEN堺・メインフィールド)
<関西大1-1阪南大>意地を見せた関大が引き分けに持ち込んだ。1点ビハインドで迎えた終盤、MF阪口のゴールで同点に。勝ち点1を獲得し、リーグ4位に浮上した。また、今節の結果から阪南大は優勝の可能性が消滅し、リーグ2位が確定した。
83分。DF内田が右サイドでボールを受けた瞬間、阪口は走り出していた。「アーリー(クロス)は意識していた。もしかしたら流れてくるかと思って」。PA内、ピンポイントで受けて思い切り右足を振り抜くと、ボールはネットに突き刺さった。
島岡監督は「単純に走ることの必要性を(選手らが)理解できたのでは」と収穫を話す。カウンターの仕掛け合いとなった後半。足が止まった阪南大とは対照的に、関大は豊富な運動量でスペースを狙い続ける攻撃を実らせた。FW原口は言う。「足を止めてはいけない。動きながらのプレーでゴールは生まれる」。
優勝を懸けて必死な阪南大の高い位置からのプレスに乱され、失点の場面でも集中力を欠いた。DF小谷は「後ろがゼロで押さえたら勝っていた」と悔やむ。だが、「相手のプレーに気迫がこもっていても、その上を行こうと思った」(原口)と徐々に勢いを取り戻した。気持ちでもぎとった勝ち点1に、主将のDF都並は「下を向くことは無い」と明るい口調で話す。
最終節で勝利すると、全日本選手権への出場が決定的になる。「フルパワーを出して戦う」。そう意気込む都並の表情には闘志がみなぎっている。
【前半】関大0-0阪南大
【後半】関大1-1阪南大
【試合終了】関大1-1阪南大
【得点】関大:MF阪口(83分) 阪南大:MF工藤(46分)
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