◇関西学生サッカー後期リーグ第10節(2013年11月23日 J-GREEN堺・メインフィールド)

<関西学院大2-1桃山学院大>チームの連携がうまく噛み合った。前期無得点で敗北を喫した相手から2得点を奪うことに成功。マンマーク気味の堅い守備を逆手に取り、空いたスペースの活用でチャンスを多く作った。今節の結果により、関学の全日本選手権(インカレ)出場が確定した。

 スコアレスで迎えた51分、MF泉のクロスをFW呉屋が頭で決めて先制。相手に得点を許し試合はふりだしに戻るも、82分にはPA内での混戦からこぼれ球をMF小幡が押し込んで勝負あり。勝ち点3を手にした。

 「集中力の高さを最後まで保てていた」。成山監督は選手らをこうたたえた。サイドからボールを奪う積極的な相手の守備をうまく攻略。ゴールを狙い続け好機を逃さなかった。1点目は、「相手DFが出してくるところを狙った」という泉のパスカットから生まれたもの。小幡も「ゴール前にいればボールがくると予想していた」と自身のゴールを振り返った。

 次節はリーグ最終戦。相手は最終節の結果次第でインカレ出場が決まる、びわこ成蹊スポーツ大だ。前期は負けた相手だが、「苦手意識は持っていない」(小幡)。関学はすでにリーグ3位が確定している。しかし「来週も必ず勝ってリーグ戦を終えたい」と泉は真剣勝負を誓った。

【前半】関学0-0桃山学大
【後半】関学2-1桃山学大
【試合終了】関学2-1桃山学大
【得点】関学:FW呉屋(51分)、MF小幡(82分)桃山学大:MF道上(67分)

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