【サッカー】攻撃に停滞感 好機作れず
◇関西学生サッカー後期リーグ第8節(2013年11月9日 キンチョウスタジアム)
<関西大0-1大阪体育大>「個の力が足りていない」。FW原口は危機感を口にする。関係性重視のメンバー選出がかえって仇となり、積極性を欠いた攻撃でチャンスを作れず。終盤に失点して敗れ、順位を上げることはできなかった。
両チームの攻撃は対照的だった。関大は慎重すぎる横パスを多用。原口は「迫力に欠けるし物足りない」と悔やむ。3トップの放ったシュートは計5本に留まり、好機が訪れたのも片手で数えるほど。上位相手に通用する攻撃ができなかったのは明白だ。
一方で、「(大体大の)裏にガンガンくる攻撃でラインも下がってしまった」(DF小谷)。大体大の2枚看板、FW澤上とFW伊佐が展開する果敢な攻撃に翻弄され、最後は澤上の強烈なミドルシュートに屈した。
「今日の負けからどんなことを学ぶか、考えるにはいい材料」と島岡監督は再起を促す。原口が訴えるのは局面を打開する個の力の重要性だ。「ドリブルで切り込むとか、遠めからでもバンバン(シュートを)打つとか、そういう強引さが必要」。
5位のまま残すはわずか3節となり、全日本選手権への出場は厳しい立場に置かれる。「自分たちにできるのは3つ勝つことだけ。チーム全員がやることをやらなければ」と小谷。立て直しは間に合うのか。焦りが募る敗戦となった。
【前半】関大0-0大体大
【後半】関大0-1大体大
【試合終了】関大0-1大体大
【得点】大体大:FW澤上(86分)
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