関西学生バレーボール連盟男子秋季リーグ戦第7日目、近畿大-甲南大が10月6日、近畿大体育館で行われた。近大は前回春季リーグで敗れた甲南大を相手に、3-0のストレート勝ち。次の試合で勝利を飾れば早くも優勝が決まる。

 春リーグでは惜しくも敗れ、関西リーグ王者の座を譲った相手、甲南大。近大にとって、この日は負けられない試合だった。

 試合は第1セット序盤から、得点を取って取られの試合展開が続く。サイド濱本の巧みなスパイクが決まり、中盤は近大が試合をリードする形へ。しかし、このままでは終わらないのが上位同士の試合。甲南大は得意とするコンビバレーで点差をじわじわと縮めていく。均衡した試合で流れを近大に引き寄せたのは、センター伊藤のブロックポイント。そのまま一気に突き離し、第1セットを25-20で近大が勝ち取った。

 先手を取り、流れに乗った近大は止まらない。続く第2セットは25-22、第3セットはさらに点差を引き離し、25-19。見事ストレート勝ちを収め、春の雪辱を果たした。

 試合後、「この2試合(立命大戦、甲南大戦)でチームとしての形ができた」と話すのは、サイド中島。リーグを通しての濱本の成長、そしてこの試合に向け練習量を増やした成果がはっきりと表れたようだ。次の試合に勝てば、早くも近大のリーグ優勝が決まり、同時に全日本インカレのシード権が与えられる。主将のサイド岡本は「(優勝して)いい余裕ができるように来週も取りたい」と気合十分に話した。

【第1セット】近大25-20甲南大
【第2セット】近大25-22甲南大
【第3セット】近大25-19甲南大
【セットカウント】近大3-0甲南大