関西学生バレーボール連盟男子秋季リーグ戦第6日目、近畿大-立命館大が10月5日、近畿大体育館で行われた。第1セットの激闘を競り勝った近大は勢いを付け、見事3-0のストレート勝ち。この試合で6連勝を決めた。

 リーグ戦は先週から、春の下位同士、上位同士の対決となり、数多くの激闘を繰り広げている。近大のこの日の相手は立命。春に一度敗れているだけに負けられない相手だ。

 試合は序盤から激しい展開に。近大は点を取っては取られを繰り返し、2点以上点差が開くことのないまま25-25までもつれる。最後にはサイド和中が鋭いサーブで立命を押し切り、31-29で激闘の第1セットを勝ち取った。

 これで近大が試合の主導権を握った。25-20で第2セットも取ると、最後には25-16と大差をつけた。  第1セットこそ激闘を見せたものの、ふたを開けてみれば3-0、近大のストレート勝ちに終わった。「立命は勢いを付けたら止まらないチーム。だからこそ第1セットを取れたのが大きい」とセンター中島は勝因を分析した。

 ここまで近大はリーグ唯一の全勝、順調に白星を重ねている。しかし次は春に優勝を譲った因縁の甲南大戦だ。中島も「明日が山場」と険しい表情を浮かべた。また、ここまで目覚ましい成長を見せている下級生エースのサイド濱本は「自分らのバレーをきっちりやればどこにでも負けない」と力強く断言した。

【第1セット】近大31-29立命
【第2セット】近大25-20立命
【第3セット】近大25-16立命
【セットカウント】近大3-0立命