関西学生アメフトリーグ第3節、京都大-龍谷大が9月29日エキスポフラッシュフィールドで行われた。京大は11点差でリードを許していたが第4Qで15得点を挙げ、逆転勝利した。

 第1Q終盤にインターセプトを奪われTDを献上してしまった京大。なんとか得点につなごうとするもQBサックや相次ぐパスミスにより無得点のまま前半を折り返した。後半、FGを決め3-7となるもディフェンス陣の反則で相手に進入を許し、2度目のTDを与えてしまった。11点差でリードを許したまま迎えた第4Qでも相手ディフェンスの素早い反応により、オフェンス陣はなかなかゲインを奪えないプレーが続いた。

 しかし試合残り4分、京大の反撃が始まる。QB小原からWR飯坂へのパスが立て続けに成功。一気に相手陣に詰め入った。「ここでやるしかない」と意気込む小原から1年生のWR河野へTDパスが決まり初得点。スタンドもこの日一番の盛り上がりを見せた。流れを掴んだ京大は、直後のTFPでも2ポイントコンバージョンを決め11-14と点差を縮めた。そのまま終わるかと思われたが、小原とレシーバーらが息の合ったパスプレーを展開。終了11秒前にはまたも小原から河野へのTDパスが決まり18-14と逆転し、歓声の中ゲームは終了した。

 序盤から苦しい展開が長く続き、一時は開幕初黒星かと思われたが「焦らず冷静にやってくれた」と西村監督。「この試合をきっかけに、また何か掴んでくれたら」と選手に向けて安堵の表情で話した。

【第1Q】京大0-7龍谷大
【第2Q】京大0-0龍谷大
【第3Q】京大3-7龍谷大
【第4Q】京大15-0龍谷大
【試合結果】京大18-14龍谷大