関西学生アメフトリーグ第3節、関西大−大阪教育大、関西学院大−近畿大が9月28日、王子スタジアムで行われた。関学は、RB鷺野が2TDを決めるなど前半に点を稼ぐものの、後半多くのミスや反則で追加点を挙げれず21-0で試合を終えた。もう一方の試合は54-6で関大が勝利した。

 前半から細かいランとパスで相手陣への距離を詰めていった。開始4分にはRB鷺野がQB斎藤から受け取ったボールを持ち、中央から左オープンを45ヤード駆け抜け先制TD。幸先の良いスタートを切った。また斎藤から鷺野にアンダーパスが通り、そのまま40ヤード以上独走。一気にゲインを奪ったのち、斎藤からWR横山へのTDパスが成功し14—0となった。第2Qでも再び鷺野がダイブでTDを決め21—0と点差を広げ、次のシリーズにおいても、エンドゾーン近くまでゲインを奪った。しかし反則による罰退で好機を活かすことができず、また、TDパスやFGを試みるも失敗し追加点を挙げることはなかった。

 その悪い流れが続いたのか、後半もオフェンス陣は反則を犯したりQBサックを受けたりと細かいミスが目立った。ディフェンス陣のDB伊藤がインターセプトを決めリターンしたのちフォースダウンギャンブルを試みるも失敗。同時に反則による罰退を課せられ、チャンスをものにすることができなかった。試合終了2秒前にFGするものの、右に逸れまたもや失敗。結局後半は無得点のまま試合終了となった。

 この日、ボールを手にすると必ずと言って良いほどロングランを決めた鷺野。その獲得ヤード数は116と、チーム総獲得ヤード数のおよそ半分だ。しかし試合後は「後半オフェンスが0点だったので課題点がいっぱい見えた」と自身のプレーに満足する姿は見られなかった。さらに鳥内監督も「これが実力。決めないとだめな場面で決めれていない」とチーム全体の実力を厳しく指摘した。

【第1Q】関学14−0近大
【第2Q】関学7−0近大
【第3Q】関学0−0近大
【第4Q】関学0−0近大
【試合結果】関学21−0近大

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