関西学生アメフトリーグ第2節、京都大-近畿大が9月14日、エキスポフラッシュフィールドで行われた。京大は序盤に失点し追いかける形となったが、後半に2TDを決めて14−10で辛勝した。

 「立ち上がりのミスから浮ついてしまった。立て直せなかった」と話すQB小原。先制点を与える結果となったインターセプトも、レシーバーとの連携が噛み合わなかったためだ。第2Qにはインターセプトでチャンスをつかむが、DL柴田のターゲティングで本試合の出場資格没収となるなど、好機を活かせず前半を0-7で終える。

 西村監督が「第3Qからランニング主体で攻めることにした。前半よりも積極的に岡部を使った」と話すように、後半はRB岡部のランでゲインを稼ぎ、得点に結びつけた。第3QにWR山本からWR井上への23ヤードパスを通し、レッドゾーンまで運ぶ。このチャンスで小原がしっかりとTDを決め、同点とした。直後のプレーで近大にFGを決められ逆転されるも、第4QにはRB岡部が13ヤードランからTDを決めて再逆転。その後もディフェンス陣は組織力のあるまとまりで陣地を守りぬき、14-10で開幕2連勝を奪った。

 小原は「レシーバーが思っていた所にいなかった。自分も思った所に投げられなかった」と話す。パスで獲得したヤードは47と、力を発揮できなかった。「チームの雰囲気はいいが、実力がともなっていない。リーグ後半戦が本番だと思っている」と西村監督。課題の残る試合となったが、『目標は日本一』と17年ぶりの優勝に向けて意欲を見せた。

【第1Q】京大0-7近大
【第2Q】京大0-0近大
【第3Q】京大7-3近大
【第4Q】京大7-0近大
【試合結果】京大14-10近大