生活環境学部情報メディア学科福島ゼミの学生と紀伊國屋書店の共同プロジェクト「伝本(つたぼん)〜伝(Twitter)えたい本(ほん)はありますか?〜」。ゼミ生らがTwitterを使い、伝えたい本を募集。それらを通して送られてきたさまざまなメッセージから、テーマに沿った本を学生らが選別し、本棚に並べる。かわいらしい、凝ったデザインのポップももちろんゼミ生らが考え、製作したものだ。  昨年、武庫川女大のインターンシップで紀伊國屋の体験活動に参加した福島ゼミの辻坂真未さん(武庫川女大・4年)。紀伊國屋社員とのディスカッションで、ある店舗の売り上げが伸び悩んでいるという話が出た。ゼミのテーマは「問題解決」。学生からの視点で何かできることはないかと、ゼミの話し合いに提案、採用となった。しかし、活動を始めた当初はTwitterのフォロワー数も少なく、また棚を製作するのに時間も掛かった。だが、第1弾のから第2弾、第3弾と回を重ねるごとに、ポスターやTwitterに投稿したハッシュタグなどが功を奏し、フォロワー数は570人を超えた。現在では感想が届いたり、実際に棚に並べた本の作家からお礼の言葉が届いたりなど、反響は日増しに大きくなっている。「ここまでこれたのは、ゼミの13人全員が協力してやってきたおかげ」。そう1人が話すと、他の人たちも深くうなずいた。  また、福島秀行教授は「シラバス通りではなく、できるだけ学生らに任せています。活動が呼び水となって、また新たな活動が始まることがある。それが新鮮でおもしろい」と笑顔で話した。  なお、7月22日からは第4弾「実写化してほしい本、実写化してほしくない本」が行われる予定だ。 この記事の詳しい写真はこちら https://www.facebook.com/media/set/?set=a.633493773327293.1073741862.430773716932634&type=3&uploaded=2