関大 快勝で2連覇達成
王者の名にふさわしい圧巻の勝利だった。今季は序盤に安定感を欠いて不本意な失点を許すという展開が多かった関大。決勝戦という大舞台では選手全員が抜群の集中力を発揮し、大会2連覇達成でその強さを証明した。 「選手間の関係性が途切れないメンバーを先発させた」と島岡監督。4-3-3でアンカーに1年生MFの石井を起用するなど、準決勝からは大きく変更した配置で臨む。これが功を奏し、攻守で連携を図って流れを引き寄せるとテンポ良く相手ゴールに迫った。そして31分、MF和田のCKからDF寺岡のヘディングシュートで先制。43分には和田のFKをDF都並が頭で折り返し、最後はFW久保が押し込んで追加点を奪った。 後半、大体大が人数をかけて攻め込むようになったが、GK崔がビッグセーブを見せるなど関大の守備陣が躍動。そして75分、「受け身な流れを自分が何とか変えようと思った」と和田が絶妙なスルーパスを通し、途中出場のMF都竹が冷静に決めた。終盤、大体大MF坂口に強烈なロングシュートを決められるものの、反撃をその1発にとどめ3-1で勝利を飾った。 決勝の一試合だけでもこれまでの関大の課題に対する答えが見えてきた。島岡監督が「今季一番の前半」と評する立ち上がり、そしてセットプレーという新たな武器。収穫の多い試合に選手たちは「次につなげたい」と口を揃えた。来週からリーグ戦が再開し、次節には注目の集まる関関戦が控える。主将の都並は「リーグ戦でも自分たちの目指すサッカーを続けたい」と意気込みを話す。崔は昨年の関西選手権の優勝後しばらく勝ち点を思うように取れなかったことに触れつつ、「何よりの目標であるリーグ戦優勝へ向けて大事な局面なので、気持ちを切り替えたい」と気合いを入れ直した。 【前半】関大2-0大体大 【後半】関大1-1大体大 【試合終了】関大3-1大体大 【得点】関大:寺岡(31分)、久保(43分)、都竹(75分) 大体大:坂口(83分) この記事に関する写真はこちら:http://www.facebook.com/photo.php?fbid=611272192216118&set=a.588528491157155.1073741833.430773716932634&type=1&theater
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