関学 決勝進出逃す
勝負の分かれ目は終盤に訪れた。 1点を追う83分。スルーパスで抜け出したFW呉屋がPA内で倒され、笛が鳴った。土壇場で獲得したPK。この大チャンスに誰もが同点を確信した。観衆が固唾を飲んで見守る中、呉屋が自らボールをセット。重圧がかかるPKだったが、右足を振りぬいた。しかしゴール右隅を狙ったボールは、完全にGKの読み通り。弾かれたボールも大体大にクリアされ、チャンスはスルリとこぼれていった。勢いを失った関学は86分にも追加点を許し、0-2で試合を終えた。 「得点以外のシーンだけでビデオを作ったら、誰が見ても関学の勝ち試合と思うだろう」。大体大の坂本監督もこう振り返る。関学にとっては12日のリーグ戦で敗れた相手とのリベンジマッチとなったこの試合。支配率で上回り、ワイドに開いたMF泉とMF小幡、果敢に裏を狙い続けた呉屋を中心に何度もチャンスを作った。内容が良かっただけに惜しまれる敗戦となったが、セットプレーでの弱さなどまた新たな課題も浮き彫りに。「負けたからこそ反省して次につなげられる。この悔しさは次戦にぶつけたい」と成山監督。3位決定戦は、今季初の顔合わせとなる桃山学院大との一戦だ。また少し成長した関学のプレーに期待が集まる。 【前半】関学0-0大体大 【後半】関学0-2大体大 【試合終了】関学0-2大体大 【得点】大体大:伊佐(57分)、山本(87分) この記事に関する写真はこちら:http://www.facebook.com/photo.php?fbid=609899955686675&set=a.588528491157155.1073741833.430773716932634&type=1&theater
コメントを残す