立命先発桜井が最終節でようやく今季初勝利をあげた。  桜井は初回から落差の大きいチェンジアップで空振りを奪い同志社打線を翻弄。2回には味方が2点を先制し「楽に投げられた」と桜井。5回まで許した安打は2本、相手に二塁を踏ませない安定した投球を見せる。  しかし相手打線につかまったのは6回。「ボールが高めに浮いてしまった」と先頭の 7番武政に中前打で出塁を許すと、8番田中の犠打、代打末永には左前打を放たれ一死一、三塁のピンチを招く。続く1番篠川を浅い左飛に打ち取るが、飛び出していた一塁走者を刺そうとした左翼伊藤の送球を、一塁手古川が後逸し1点を奪われてしまう。しかし「打者に集中した」と桜井は冷静だった。2番吉野を二球で追い込み、最後はチェンジアップで三球三振に切って取った。  その後立命は8回にも1点を加えると、援護を受けた桜井は7回以降相手に好機すら作らせずそのまま完投。3-1で同志社を下した。桜井の球数はちょうど100球、被安打5、無四球と文句なしの内容だった。  「久しぶりの勝利で嬉しい」と桜井。今季安定した投球を続けていた桜井だが、打線に援護をもらえず勝ち星がつかない試合が続いていただけに嬉しい一勝だ。試合後松岡監督も「桜井本来のピッチングができていた。今季で大きく成長してくれた」と今季立命館投手陣を牽引した桜井を讃えた。 関大 000 100 000 01=2 京大 000 100 000 00=1 【関大】◯石田-山下博、響、加納 【京大】●田中-久保津 立命  020 000 010=3 同志社 000 001 000=1 【立命】◯桜井-小川 【同志社】●國正、隠岐、大家、大戸-田中 この記事の写真はこちら: 関大—京大:https://www.facebook.com/media/set/?set=a.608249359185068.1073741852.430773716932634&type=3&uploaded=2#!/photo.php?fbid=608249402518397&set=a.608249359185068.1073741852.430773716932634&type=3&theater 立命—同志社:https://www.facebook.com/media/set/?set=a.608249359185068.1073741852.430773716932634&type=3&uploaded=2#!/photo.php?fbid=608249542518383&set=a.608249359185068.1073741852.430773716932634&type=3&theater