関学 関東の名門下す
関東の強豪相手の試合。昨年の大学選手権では17-29で敗れた相手だったが、見事に雪辱を果たした。 立ち上がりは苦戦した。主将の畑中が「反則でリズムに乗り切れかった」と話した通り、開始7分で相手に先制を許す。しかし、すぐに反撃。前半15分、SH湯浅が相手の隙を突いて前に出る。そしてすぐ横に突っ込んできたPR井之上にパス。最後は再び湯浅がボールを受け取り同点のトライを決める。34分にはNo8徳永のトライで勝ち越す。その後慶応の反撃を許したが、14-12とリードして折り返す。 後半開始2分、畑中がPGを決め3点を追加。幸先の良いスタートを切る。しかしその後、流れは慶応に傾く。ファンブルなどでボールを確保できず自陣に押し込められる展開が続き、後半13分には慶応に逆転を許す。 関学の反撃は試合終了の約10分前だった。タックルからチャンスを逃さず、古城が同点トライ。畑中が落ち着いてゴールを決めて勝ち越し。さらに、後半終了間際にはWTB金がトライを決めて慶応を突き放す。関学が終盤の逆転劇でこのシーソーゲームを制した。 「練習してきたことを出せた。関東のチーム相手でも通用するのではないかと思う」と収穫を話す畑中。しかし、一方で「(上位の)帝京や東海相手には通用しない。もっと練習していきたい」と厳しい言葉も。野中監督も「日本一を狙うにはまだまだ」と課題を口にした。
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