◎立命は2回、4番瀧野の内野安打、6番伊藤隆の右前安打で一死一、二塁の好機を作ると8番小川の三ゴロを関大の一塁手がうまく捕球できずその間に二塁走者の瀧野が生還し立命が1点を先制した。4回、立命の先発余語は「体の開きが早く、球が浮いた」と7番安井に左前適時打を許し、関大に1−1の同点に追いつかれる。しかしその裏、二死二塁の場面で8番小川が左中間を破る豪快な二塁打を放ち、2−1の勝ち越しに成功。4回に1失点した余語は5回以降、「冷静になった」と関大打線を直球低めで攻め、打たせてとる投球で得点を与えなかった。立命は6回にも伊藤隆の左越え適時打で1点を追加し、3−1で快勝した。  試合後、決勝打を放った小川は「スライダーをしっかりと打てた。プレッシャーがあり、必死だった」とほっとした表情で振り返った。実は試合前、主将の伊藤隆に「結果が出なくても大丈夫。自分のやることをやれ」と励まされ、余計な力が抜けたという。今試合で先発捕手を務めた小川は昨年、新チームが結成された当初はベンチ外からのスタートだった。しかし、ワンバウンドの捕球練習を精力的に取り組み、年明けから主力メンバーに帯同するまでに実力を伸ばしていった。  今試合で勝利を収め、勝ち点を挙げた立命。「やっとうちらしい野球になった」と手応えをつかんだ松岡監督は「5月2日の関学戦に勝って(現在、立命と同様に勝ち点を落としていない)近畿大との直接対決に挑みたい」と話した。勢いに乗る立命。優勝を見据えてリーグ戦後半へ突入する。 この試合の写真はこちら https://www.facebook.com/photo.php?fbid=596360030374001&set=a.596359193707418.1073741841.430773716932634&type=3&theater 関大 000 100 000=1 立命 010 101 00×=3 【関大】●石田、畑瀬−山下博、響 【立命】◯余語、西川地−小川 同大 000 001 001=2 関学 000 000 000=0 【同大】◯國正、大家−田中 【関学】●永島、井上−山崎裕