近大 エースの力投光る
近大の先発は今試合で三連投となる小出。初回、立ち上がりを攻められ二死三塁とされるも、関大5番井上(貴)をカウント2-1から見逃しの三振に打ち取り、本塁を踏ませない。対する関大は第一戦で近大に完封勝利を収めた石田が登板。近大2番杉本、3番峰下から連続三振を奪う上々の滑り出しをみせる。2回表、近大は亀山、東の二連打により一死一、三塁とするが、ここで三塁走者亀山がけん制死。好機を逃してしまう。ここから試合は両投手の投げ合いに。石田は6回、7回にピンチを背負うも、味方の好守にも助けられ得点を許さない。また、小出は前日からの疲れを感じさせず、9回9奪三振の力投で、打線の援護を待つ。 勝負は延長に入り、10回表、二死一、三塁の場面で打席に立つのは3番峰下。「小出に勝ちをつけたかった」という峰下は、カウント2-2と追い込まれた後の5球目、スライダーをセンターへはじき返し決勝打を放つ。試合は、小出に代わった山口(将)がきっちりとマウンドを守り切った。 近大榎本監督は「小出が本当によく投げてくれた。リーグ戦の中で同一カードで三連投させたのは初めて。今日は打撃陣がなんとか小出を勝たせようと必死だったので、延長10回での勝ち越しということが起きたのだと思う」と三連投のエースを労った。また小出は三連投について、「心の準備はできていた。エースとしての自覚もあり、 負ける訳にはいかないという気持ちがあった。三連投の中で9回を投げることができたのは、自信につながる」とコメント。「次も先発でいきたい」と意気込みを語った。接戦を制し勢いにのる近大。次節での期待が高まる。 この記事の写真はこちら:http://www.facebook.com/#!/photo.php?fbid=591932297483441&set=a.588528491157155.1073741833.430773716932634&type=1&theater
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