「学生PLACE+」は、京都のまちの活性化や社会に貢献する活動を行っている学生の活動拠点として、登録団体に活動場所を提供しているほか、各種のサポートを行っている施設。発表会では、活動3年以内の学生事業を支援する「事業助成コース」の8団体による合計14分間のプレゼンと質疑応答、通常活動のステップアップを支援する「活動助成コース」の17団体による30秒ずつのプレゼンが行われ、合計4つの賞が決められた。


 地域資源をニーズに合わせて活用し、地域活性化をはかる「まち×Labo」は、6分間にわたるプレゼンを井上彩織さん、栗岡紀佳さん(ともに京都大・修士課程)の2人で展開。京都市東山区白川の空間を利用した活性化事業のこれまでを説明し、他地域への経験の応用についての展望を語った。質疑応答では4人の審査員から改善点の指摘も受けたが、選考では最も評価を受け「優秀賞」を受賞した。井上さんは「地域活性化事業自体は、よく大学のゼミ活動として行われているが、学生主体で活動していることはあまりない。まち×Laboの主体性が評価を受けたのでは」と笑顔で話した。

 また、発表会では各学生団体の部員と来場者が自由に交流する時間も設けられ、来場者と部員の隔てなく歓談を楽しんだ。来場者の男子学生は「少しの間だったが、各団体で活躍する学生さんの思いに触れられて、ものすごく刺激的でした」と興奮気味だった。


【表彰】
◎事業助成コース
・優秀賞:まち×Labo
・準優秀賞:京都ガイドブックicow!、UNIQUER
・共感賞(来場者投票):京都ガイドブックicow!

◎活動助成コース
・優秀賞(来場者投票):TABLEFOR TWO Kyodai、伏見わっしょい新党、地域活性化プロジェクトやましなさん。

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