第2回大会のテーマは「神戸ハーバーランドへの、SNSを使った来客者数増加策」。17チームの中で最後に登場した関西大のチームは、ハーバーランドを南京町(神戸市中央区)とリンクさせ、同時企画を行うプランを提案。SNS「Twitter」で、2エリア間で行う「ミッション」を拡散し、行き来を活発にすることで利益を得る案が、予選審査員から「斬新である」と評価され、本大会への切符を手にした。同チームの男子学生は「ここまで来たらもう頂点しかない。あとは優勝あるのみ」と、早くも意識を本大会へ向けた。

 この催しは、現大会委員長の神戸市外大のアダム・アカ―准教授の発案で生まれた。同大が2009年に設置した「国際コミュニケーションコース」内の科目「グローバルビジネス」の受講生が中心となって運営している。本大会では1チーム12分という、長丁場の英語プレゼンの内容や技術が競われる。

 運営委員会の学生代表、陰野礼子さん(神戸市外大・4年)は予選後、参加者たちの笑顔や涙に「真剣に取り組んでくれていたことが分かって、運営側としても嬉しい」と満足そうな表情を浮かべた。「本大会まであと少しだが、関西と関東のチームの方に加え、観客の方も楽しめて、何かを学べるような大会にしたい」と陰野さんは意気込んだ。

※11月27日アップの上記の記事の事実関係に、ミスがございました。
訂正をするとともに、つつしんでお詫び申し上げます。
「関西から5チーム本大会へ」→「関西から4チーム本大会へ」