夏の王者・阪南大が2年ぶりに関西リーグ優勝を決めた。

前期を首位で折り返し、後期も順調に勝ち点を積み重ねたが、
最終節を前に連敗と足踏み。
2位・桃山学大と勝ち点が並んだ状況での首位攻防戦となった。

試合は序盤から阪南大が両サイドから攻め込み、先制点を狙う。
相手GK圍のセービングに阻まれるなど
決めきれない時間が続いたが、前半40分。
DF飯尾のクロスをGKが触り、コースが変わるも
FW泉澤がダイレクトで蹴り込み、待望の先制点をあげた。

後半も攻撃の手を緩めず、ペースを握った阪南。
追加点をなかなか奪えず苦しむも、迎えた後半39分。
交代直後のFW阿部が左サイドから突き刺し、2−0に。
優勝を決定づけた。

試合終了のホイッスルが鳴り響くとともに、
阪南の選手、ベンチ陣も優勝に歓喜の声をあげた。

須佐監督は「2連敗を試金石に、戒めとしてやってきた」と
連敗しながらも、今日の勝利に繋げたことについて言及。
まだリーグ戦は1試合を残しているため、
「最後も勝って終わりたい」とすぐに次戦を見据えた。

ここまで17アシストと、チームに貢献してきたMF可児は
「チャンスは少なかったが、守備陣が安定していて
相手の攻撃を跳ね返してくれた」とコメント。
終盤、上位対決で連敗したが
「周りがどうでも1つ1つ勝っていこうと話した」と
振り返った。

また、チームの要・MF窪田は
「失点が多かったので、今日は無失点でいこうと思った」と
完封での勝利について話した。

総理大臣杯に続き、2つ目の戴冠を果たした阪南。
残すはインカレ優勝だ。   

●関西学生サッカー後期リーグ最終節(11月25日・長居第二陸上競技場)

阪南 2 1-0 0

桃山学大

1-0
FW泉澤(40分)
MF阿部(84分)
得点者