前期は9位と、勝てない状況が続き苦しんだ 関学だが、後期はわずかに2敗。
インカレには届かなかったが、ここ2試合で 12得点と攻撃陣が爆発。
絶好調の状態で最終戦を迎えた。
試合は序盤からMF小林をはじめ、FW呉屋など 攻撃陣が何度も突破を仕掛ける。
両サイドからの攻撃で立命を脅かすも、守備陣に 阻まれ前半は0−0で終了。  
後半、さらに攻め込んだ関学はFW呉屋を中心に 決定機を何度も作り出し、後半33分。
MF小林のセンタリングをMF森が押し込み 待望の先制点をあげる。  
追加点こそ奪えなかったが、最後まで攻撃の 手を緩めず終始ペースを握った関学。
1−0で勝利し、最終戦を終えた。  

試合後、成山監督が真っ先に口にしたのは 「試合前に、最後だからとか、
4回生のためにとか思ってプレーするのは やめようと声をかけた」との言葉だった。
今年のチームは下級生が多いことを踏まえ、 「1,2回生には最後とか関係なく、
いつでも 戦える選手になってほしい」との思いからそう話したと言う。
「みんなが集中して、良いゲームだった」と 勝利を掴んだ選手たちを称えた。  

MF小林や、FW呉屋など下級生の活躍が 光った今年については、
「初めて試合に出る選手が 多い中でよくやってくれた」とコメント。
しかし、前期は苦しんだこともあり「来年は前期から 戦えるチームを作りたい」と来季を見据えた。  

大学最後の試合を迎えたDF井林は、 「夏の遠征で1人1人感じるものがあった。
決定力、粘り強さなどチームとしての意識が変わり、 まとまりが出てきた」と
後期の飛躍に 繋がったきっかけについて話した。  

後期だけの成績を見れば、関学は3位。
1年を通し、インカレ出場は叶わず終わったが、 今年活躍した下級生を中心とした来年に期待がかかる。

●関西学生サッカー後期リーグ最終節(11月24日・太陽が丘総合陸上競技場)

関学 1 0-0 0

立命

1-0
 MF森(79分) 得点者

 

 

同志社 1 1-0 0

近大

0-0
 DF野地(40分) 得点者