血液検査だけで肝炎診断
ヒトの体内にはマイクロRNAと呼ばれる遺伝子が存在する。これまでにその遺伝子が果たす役割はよくわかっていなかったが、慢性肝臓病の進行状況を評価する診断に有効であることが、今回の研究で判明した。これまで慢性肝臓病の病状は血液検査など複数の検査を使用し判定して いたが、この方法を使うとそれら一度の血液検査で診断することができる。慢性肝臓病の代表的な原因となる肝炎ウイルスの類型をより簡便に、体に傷をつけることなく分類することが可能となった。
今後は診断の精度を高め、平成27年度に高度先進医療として認可されることを目指すとのことだ。本研究の成果は10月31日発行の米オンライン科学誌PLOS ONEに掲載されている。
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