2−2の同点で迎えた延長10回、二死一、二塁の場面で打席に入った中谷は「試合で自分のやるべきことをやれば必ず勝てると思った」と試合後のインタビューで話した通り、力強い一振りで決勝打を放った。

投手陣では中継ぎの花田が好投した。「試合の流れに左右されなかった」と話す花田は、落ち着いたピッチングで関大打線を抑えた。最後まで集中力を切らさず、相手に流れを与えなかった。

「関大に勝ったことは大きいが、気持ちを切り替えて一戦一戦貪欲に勝ちたい」と小玉監督は話し、2回戦に向けて油断を見せなかった。

●関西学生野球秋季リーグ第5節1回戦(9月29日・大阪市南港中央野球場)

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
関大 0 0 0 0 0 2 0 0 0 0 2
同志社 1 0 1 0 0 0 0 0 0 3

【関大】●吉川−大家、矢野、花田
【同志社】大家、矢野、○花田−茶田、川端
 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9
立命 0 0 0 1 1 0 0 0 0 2
近大 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1

【立命】○余語−山村
【近大】●小出、上野、宝利、坂田−橋本、村田