関西学生アメリカンフットボール第1節が91日、京大龍谷大が西京極陸上競技場(京都府)で行われた。昨年4位の京大と昨年5位の龍谷大が初戦から一騎打ちとなったこの試合、京大が龍谷大のオフェンスをシャットダウン。さらにRB高木とRB岡部のランプレーが決まり、京大が28-0で完封勝利した。

 1Qでは中央付近での攻防が多く、両者互角の試合展開であったが、第2Qで京大が流れを掴むこととなった。DL番矢のファンブルリターン直後にRB岡部が今シーズン初得点を飾り、チームの勢いが加速。続く得点もRB高木の活躍で京大が獲得し、前半をリードした。

  後半戦、京大の徹底された堅い守りの前に、龍谷大は修正を施すも沈黙せざるをえなかった。京大オフェンスは持ち前のランとショートパスで龍谷大を翻弄、またもRB岡部、高木がTDを成功させ、点差を広げた。京大は最後まで得点を許さず、完封勝利となった。

  この試合、京大が334ヤード獲得したのに対し、龍谷大は159ヤードとなった。京大のDL番矢副将は「要所要所に集中できた。ディフェンス陣として0にしたことは嬉しい」と今日の成果を喜んだ。目の前の相手に集中して臨むそのチーム姿勢は次の対戦相手である神戸大に向けられる。